「親に恋愛を禁止されています。どうすればいいのでしょうか?」という、あなた。
親に恋愛を禁止されているときは、次の3つの対処法を試してみて下さい。
親に恋愛を禁止する理由を聞いてみる
親があなたに恋愛を禁止する理由について、次の4つの事柄を具体的に聞いてみてください。
1、どのような理由から恋愛を禁止するのか
2、親自身はいつ恋愛をして結婚したのか
3、親自身も恋愛を禁止されたのかどうか
4、いつになったら禁止令を解くのか
親の話を聞くことで、あなたが納得できることもあると思います。
ただ、親からの一方的で度が過ぎた恋愛禁止がある時。
恋愛を禁止にする理由は、親が「禁止」としたいだけで、恋愛はただの口実の場合があります。
親の気持ちは、子供が巣立っていくのが嬉しい反面、怖くもなってしまうのです。
あなたが自分の胎内で育ち、出産し、自分無しでは生きられなかった赤ちゃんが、いつのまにか恋愛をする程に大きくなり、成熟して自分の元を去ってしまう。
もし恋愛を許してしまったら、外泊したり、家に帰って来なくなったりしてしまうのではないか?
我が子が急に大きくなり、自分のことを必要としなくなるかもしれない。
そんな感傷的な考えから、恋愛を禁止する親もいます。
また、親は子供の思考にとって常に絶対的な権力や影響を与える存在です。
そのために、恋愛禁止などの禁止事項は、子供のあなたにとって常に重くのしかかります。
例えば、恋愛をすることに罪悪感を感じたり、あるいは自分自身にも人を好きになることを禁止してしまったりして、辛くなることが多くなるかもしれません。
特に周りの子たちが恋愛をしているのに自分だけ禁止されたら、自分は恋愛をする価値がないのではないか、自分には何かが足りないから恋愛を許されないのではないか?という心理が働きかねません。
それは、あなたのセルフイメージが下がって自信の低下につながったり、自分自身を好きになれなくなったりすることもありえます。
自信がなくなることは、あなたの後の人生で仕事をしたり、自立していく上で決して良いことではありません。
ですので、親があなたの恋愛を禁止する正当な理由が必要です。
以上のことを踏まえたうえで、親と恋愛について話してみて下さい。
親との話し合いで、あなたが納得できる理由を聞けなかった時は、次のことを試して下さい。
自分自身には恋愛を禁止しない
親の恋愛禁止に対して、納得できないまま盲目的に従わないことが大切です。
禁止されている状態で、精神的に一人ぼっちにならないように気をつけてください。
親とあなたの話し合いの後でも、恋愛禁止令を解かない場合や、あなたが少しでも納得できる理由を親から聞けなかった時は、少しエネルギーが必要です。
子離れできない親から、子供が精神的に離れ自立することは簡単ではありません。
親に対して申し訳なく思ってしまったり、「自分は悪いことをしている」と罪悪感を抱えてしまうかもしれません。
ですが、あなたは「自立のチャンスだ」と思って、一大奮起してください。
また、親以外の信頼できる大人(祖父母や親戚の方、あるいは尊敬できて、できれば親と同年代か上の人)に、親からの恋愛禁止について相談する手もあります。
そして、平行して心理学の本を読み、子離れや親離れの精神的な仕組みについて読むことも大事です。
心理学や子離れの本を読むことは、あなたの今の状況が客観的に見て、どんな風に見えるのか?が理解できますし、親の禁止する気持ちを客観的に見られるようにもなり、一石二鳥です。
Sponsered Link
親に隠れて恋人と付き合う
上記のこと試した後のあなたに、最後のアドバイスをお伝えします。
ずばり、親に隠れて彼氏と付き合ってください。
隠れて付き合いながら愛を育み、親を納得させられるような恋愛をしてください。
ただし、親に反抗するためにではなく、あなたが本当に彼氏を好きになり、彼氏もあなたを大事にしてくれる場合に限ります。
親は色々な感情があったとしても、絶対にあなたに幸せになって欲しいのです。
親が恋愛禁止をする理由も、度が過ぎてさえいなければ、あなたを守りたいための予防線です。
それを踏まえた上で、どうしても付き合いたい人がいるときは、恋人に親からの恋愛禁止を伝えた上で、親の禁止事項(門限や外泊禁止等)に引っかからない程度に、お付き合いをして下さい。
外泊や旅行などは、数年後の楽しみにとっておくか、信頼できる友人と協力して回数を控えてください。
また、もしあなたが成人していて収入があるなら、実家から出て一人暮らしをしてみましょう。
経済的に許されるなら、自活することは生活力を高め、あなたの自信にもつながります。
そして、ゆくゆくは家庭を築く上でも大切な経験になります。
親に恋愛を禁止されていた女性の体験談
私(I:女)も、あなたと同じように親から恋愛を禁止されていました。
母親はとても厳しかったので、習い事や学業を理由に恋愛を禁止していました。
母親の権力は私の家では絶対でした。
私には他に相談できる人もいなくて、「恋愛禁止は当然のことだ」とさえ思えていました。
他の同年代の子たちが好きな人に告白したりするのを見て、やってみたりもしましたが、付き合うことが自分には許されているとは思っていませんでした。
まさに、「恋愛は他の人のものだ」とすら思っていました。
自分はもっとずっと大人になってからするんだろう、と。
ですが、それは成人して自立し、一人暮らしを始めても、ずっと私の中に残っていました。
自分は恋愛をしてはいけない、もっと仕事で成功してから、もっと収入を得てから、もっとキャリアを積んでから等、その度に自分に理由をつけて、恋愛が進まないようにしてきました。
永遠に憧れていたり、自分に好意を持たない人を好きになったりすることも多くありました。
ただ、そんな恋愛を続けるうちに、自分が親からの一方的な恋愛禁止を〝自分自身に課している〟ことに気づいたのです。
恋愛をする自分に罪悪感を抱く。
もっと他に優先することがあるのではないか。今遊んでいていいのだろうか。
それは、10代で親から言われていたことそのままでした。
当時の私は恋愛やその他もろもろの禁止事項にがんじがらめにされ、相談できる人もいなく、完全に精神的に一人ぼっちでした。
そして私はそんな状況で、恋愛禁止を正当なものと見るしかなく、自分の中に組み込んで、自分自身に課して来たのです。
そして、いい歳になり、周りがみんな結婚して出産していく中で気づいたのです。
人の人生は本当に様々です。
結婚をして子供を作らなくても幸せな人も沢山います。
ですが、その選択を自分自身がするのではなく、親からの度が過ぎた禁止の影響で選択するとしたら、それは間違っているのです。
ですから、親からの恋愛禁止を「根本的には親からの愛情なんだ」と理解した上で、それでも必ずあなたが幸せになれる人生を選択してください。
そしてあなたが幸せになれば、それは親孝行でもあり、ゆくゆくあなたが築くことになる幸せな家庭の礎になるのです。
まとめ
恋愛を禁止する親は、あなたを愛するがゆえに「守りたい」という心理が働いています。
その一方で恋愛という、誰かを好きになり「付き合いたい」という行為がまったく自然なことというのは、絶対に忘れないでください。
あなたが人を好きになり、「好きな人と幸せになりたい」、「好きな人を幸せにしたい」と思えることは素晴らしいことです。
その延長線上にお付き合いがあり、結婚があり、あなたのように子供が生まれてくることになったのです。
恋愛を禁止している親でさえ、恋愛をして結婚し、あなたを生んで育てたのです。
そして人の幸せの本質は、お金や物質ではなく、そこにもあるのです。
あなたの今現在が親からの恋愛禁止であっても、将来あなたが好きな人と幸せにしていたら、親はきっとあなたを許してくれます。
ほんの数年経つだけで、あなたが独身だったとしたら、今度は結婚しないことを心配し始めるかもしれません。
あなたの本当に好きな人と本当に幸せになれるように、親からの恋愛禁止と上手に付き合い、ゆっくりあなたの愛を育んでください。
あなたの疑問と悩みが解決し、笑顔になれる幸せな恋愛ができますように。幸運を祈っています。
Sponsered Link