「恋と愛は違いは、どう違うのでしょうか?」という、あなた。
恋と愛の違いは3つあります。
① 恋は自分本位で愛は相手が優先
② 恋は落ちるもの愛は育つもの
③ 恋はトキメキで愛は安定
恋も愛も相手を思う気持ちであることは確かです。
しかし恋は、ある瞬間に冷めてしまうことがあります。
一方、愛は少しのことでは揺るぎません。
家族愛、人類愛などと言われるように、哲学的に言えば普遍的なものです。
恋をして付き合っていくなかで愛に変われば、二人は長く一緒にいられるでしょう。
[ad#ads-001]目次
恋は自分本位で愛は相手が優先
恋は自分本位になりやすくいものですが、愛は自分のことだけでなく相手を思いやる気持ちが生まれます。
恋をしていると自分の気持ちがコントロールしにくくなります。
相手の言葉一つに一喜一憂し、勝手に傷ついたり、幸せな気持ちになったりするものです。
そんな心に余裕のない状態では、相手のことを考えるなどの余裕はないでしょう。
大切なのは相手が自分を好きかどうか。
相手が少しでも自分を好きなら満足し、そうでなければ落胆します。
大切なのは自分が好きな人から好かれること。
極端に言えば相手がどういう人でもよく、「自分を好きでいてほしい」という気持ちが強いのが恋です。
そして、恋は一時的なものです。
ときめきや胸が締め付けられるような切ない気持ちは、そう長くは続きません。
あるとき、「彼の寝起きの顔がイヤ」などといったことで、突然恋が冷めてしまうこともあります。
一方で、愛は相手の全てを受け入れて、容姿や性格、魅力も欠点も含め「一緒にいたい」と思えるのが愛です。
また、愛の気持ちがあると相手の気持ちを優先して考えられます。
自分より相手が自由で幸せでいることに喜びを感じるのです。
例えば、あなたが電車に乗って、席に座っているとします。
仕事でとても疲れていて、このまま眠ってしまいたいけれど、目の前に席に座れないお年寄りがいる…。
あなたは、どうしますか?
寝たふりをする人もいるでしょう。
席をたち黙って違う車両に移る人もいるかもしれません。
「どうぞ、座ってください」と笑顔で声をかけ譲ってあげるのは、思いやりや勇気がいりますよね。
つまり、これは大きな愛なのです。
心理学でみる恋と愛の違い
心理学では、恋に条件が加わってきます。
条件とは、例えば「お洒落だから好き」「楽しいから、もっとお話ししたい」などです。
一方で愛とは、無条件にその人のことを想う心理の状態です。
愛は恋愛に関する想いだけではありません。
家族、友人、動物など、あらゆるものに対して、無条件で相手を認めて受け入れ、思いやる気持ちが愛なのです。
恋は落ちるもの愛は育つもの
一瞬で人を好きになることがあります。
それが恋です。
愛は一瞬で生まれるものではありません。
見ず知らずの人を愛することはできませんが、名前も性格も知らない人に恋をすることはありますよね。
恋は「この人を好きになろう」と思ってするものではありません。
自分の意思とは関係なく、ドキドキしたりときめいたり、切なくなったりするものです。
恋について心理学の本には、次のように書かれています。
恋する気持ちは理性や意思とは関係なく突然芽生えるもの。いったん恋におちたらその気持ちを止めることはできない。
『男女がうまくいく心理学辞典』より引用 齊藤 勇著 朝日新聞出版
一方、愛は育つものです。
会話をしたり、行動を共にしたりして、お互いをよく知り、居心地がよかったり楽しかったりすれば、ずっと一緒にいたいと思うでしょう。
相手を愛しく感じ、大切にしたい、傷つけたくないと思う気持ちが生まれれば、それは愛と言えるのです。
恋はときめき愛は安定
ときめきは恋の醍醐味ですね。
好きな相手を思うだけで胸がキュンとしたり、ワケもなく切なくなったりするのも恋。
好きな人の前では緊張してうまく話せない、食事をするのも恥ずかしい、などと思うのも恋をしているからです。
胸がキュンキュンしたり、緊張したりすることもなく、気持ちが安定するのが愛です。
相手に愛を感じていれば、ときめきはなくても穏やかな気持ちでいられます。
恋をしているときは、相手の言動や行動が気になり、ちょっとしたことで傷ついたり、落ち込んだりしてしまいますが、愛があればちょっとしたことは気にならなくなります。
なぜなら、そこには「愛し愛されている」という信頼が生まれるからです。
恋と愛の違いがわかる名言
恋と愛の違いのがわかる名言があります。
[ad#ads-001]「恋とは自分本位なもの。愛とは相手本位なもの」 美輪明宏さんの言葉
「真の愛とは、自分を愛し それを分け与えることである」 エイブラハム・ツワルスキーさんの言葉
失恋した時にわかる恋と愛の違い
恋する大好きな相手に裏切られたり振られてたりする失恋は非常に苦しいものです。
こんな時に相手の幸せだけを望み、大きな愛を捧げるのはなかなか難しいことでしょう。
その気持ちに葛藤する人もいます。
その理由は、自分の思いに対する執着心や恋する感情が大きいからです。
恋という特殊な感情が実らなかった場合は誰しも苦しいものなのです。
しかし、もしあなたが本気で愛した相手なら、いずれその人と出会えたことに感謝し幸せを願う日が訪れるでしょう。
それは優しい愛なのです。
なぜなら、愛は〝相手を無条件に受け入れること〟だからです。
本にも次のように書かれています。
愛は常に自由にします。愛は独占欲のことではありません。
あなたが自分の配偶者を愛するとは、あなたは相手が幸福で、楽しく、自由であるのを見るのを喜ぶことです。
あなたは相手があるべき姿にあるのを見ることを愛するのです。
もし、あなたの配偶者が、別の相手と恋狂いをしたならば、彼(あるいは彼女)を解き放ってやり、人生のすべての祝福をその人のために祈ってやりなさい。愛は自由にします。
『マーフィー眠りながら巨富を得る』 J・マーフィー著 大島淳一【訳】 三笠書房 より引用
次のYouTube動画では、本当の愛について「愛するということ エーリッヒフロム/著」という本から、わかりやすく解説されています。
恋から愛に変わることもあれば変わらないこともある
恋をしてお付き合いをして、ときめきがなくなり、相手の欠点を知っても、好きな気持ちに変わりがなければ、それは愛に変わっていると言えます。
恋のような激しい思いがなくなり、代わりに、愛しさや安心感が生まれればそれは愛です。
相手の喜ぶ顔が見たい、相手を幸せにしてあげたい、という思いは自分の心も温かくなるものです。
相手と一緒にいて、温かく穏やかな気持ちになれるなら、愛が芽生えたということ。
必ずしも恋が愛に変わるわけではありません。
燃えるような思いが消えた途端、相手に何の感情もわかなくなることもあります。
一緒にいるのも窮屈になったり、つまらなかったり、居心地が悪くなれば、待っているのは愛ではなく別れです。
恋から愛に変わる時とは?
恋愛において恋から愛に変わる時とは、いつでしょうか?
それは相手に対して「大切にしてもらいたい。幸せにしてもらいたい」という気持ちから、「一緒に生きてきたい。支えてあげたい。常に一番の味方になってあげたい」と思える気持ちに変わった時です。
恋は相手を想うとドキドキし触れ合いたくなる気持ちです。
そこにはもう既に、その人の幸せを願う愛の気持ちもあるでしょう。
「好き」にも関わらず相手を思いやる感情がなければ、それはただ、恋に恋しているような状況です。
恋と愛の違いを知れた女性の体験談
恋と愛の違いは、〝恋〟は「自分の気持ちを優先すること」で、〝愛〟は「自己犠牲による思いやり」だと、私(S.Y:女)は感じます。
例えば、私が夫と付き合って間もない恋していた時は「私といて楽しんでくれているかな?美味しい料理を作ることで、もっと私のことを好きになってくれないかな?」 等、自分のことばかりを考えていました。
しかし、今、夫と共に暮らす中で毎回ご飯の時は、気づけば量が多くて美味しそうな方を必ず夫に渡すようになっています。
そして「健康のためにバランスよく食べて欲しい」と思いながら、毎日料理を作っています。
これが「愛なんだ」と感じています。
恋から愛に変わった女性の体験談
私(Y.M:女)も人並みに恋をしてきましたが、恋から愛に変わったのは主人だけです。
もっとも、主人には激しい恋心を抱かなかった気がします。
恋をしているときは、その人しか目に入らなくなり、どうしたら振り向いてもらえるか、ばかりを考えていました。
しかし、恋が実った途端、気持ちがスーッと冷めてしまうのです。
冷めてしまった後は、あの好きな気持ちが嘘のように消えてしまい、その人と一緒にいることさえ苦痛でした。
一緒にいて安らげる、ずっと一緒にいても飽きないのは主人だけ。
その思いは今も変わっていません。
まとめ
恋は苦しい思いをする反面、女性としても人間としても強くなれます。
愛は人を思いやる気持ちを育て、優しい人間にしてくれます。
恋も愛もどちらも相手を思う気持ちに変わりはなく、どちらも素敵なことです。
恋か、愛か、と考えるより、今の気持ちを大切にしましょう。
あなたの恋愛は、恋をしている状態から始まります。
そして相手との絆が深まっていくことで、あなたの愛はどんどん育まれていくでしょう。
沢山の恋をして人生を楽しみ人として成長して下さい。
そして、愛を知るだけではなく体験して感じてください。
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あなたの疑問が解決し、笑顔になれる恋愛ができますように。幸運を祈っています。
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