
「発達障害の彼氏との結婚を、どうすればいいか悩んでいます」という、あなた。
あなたの理解と彼氏が発達障害に向き合っていけるのなら、結婚することは十分に可能です。(実際に私(T:女)も、発達生涯の彼氏と付き合い、その彼と現在結婚しています)
ただ、彼氏の自覚と協力がなければ幸せな結婚生活をおくるのは難しいかもしれません。
彼氏が発達障害への対処法を学んでいたり、あなたが彼を上手く操れる自信があるなら結婚には何の問題もないでしょう。
お互いの違いを認め合って生活していくのは発達障害の有無に関係なく大切なことです。
そして、事情が許すようなら彼氏と同棲してみて今後一緒に生活できるか?を試してみることもオススメします。
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発達障害の彼氏を理解する

発達障害の彼と上手に付き合っていくために、あなたは彼の特性を理解してあげましょう。
彼は彼自身の特性によって周囲と上手くいかないことも多く、日々ストレスを感じています。
きっとあなたも「彼と会話が噛み合わない」「いきなり気分が変わる彼についていけない」と感じたことがあると思います。
発達障害がある人は、自分の思うとおりに行動しても世間的には失敗になることが多いので、彼も生きづらさや悩みを抱えている可能性があります。
ですので、あなたが今後も彼と付き合いたいのなら、「彼の言動に左右されすぎない」「発達障害の本を読んでみる」など、彼を理解する努力も大切です。
そして、できれば彼にも自分自身の傾向を自覚してもらってください。
自覚することで、彼は自分の弱点をカバーして、逆に特性を生かすことができるようになるかもしれません。
ASDの方は「こだわりが強い」という特性を生かして、高学歴や社会的な地位を得ている場合もあります。
発達障害は病気ではありませんし、症状も変化します。
あなたのサポートによって対処法を学び、症状を落ち着かせることも可能です。
発達障害の彼氏との結婚が難しい場合とは?
もし、あなたが「発達障害の彼氏を理解して受け入れよう」と思っても、彼氏の自覚と協力がなければ幸せな結婚生活をおくるのは難しいと言えます。
なぜなら、あなたが知っている彼氏の姿は、彼のごく一部でしかないからです。
彼は社会で生きていくうち、会社や公の場では、ある程度は発達障害の症状を「抑える」方法を身につけています。
しかし、「結婚して彼氏と一緒に暮らす」となると、気を使わない彼の本当の姿と付き合っていかなければなりません。
例えば、あなたは約束が守れず部屋が汚なかったり、何を言っても聞いてくれない夫を「発達障害だから」という理由だけで許せますか?
もし彼の自覚と協力がないと、結婚してもあなたが一方的に我慢を強いられるだけの生活になってしまいます。
最近では、発達障害のある夫によって妻にストレスがかかる状態を「カサンドラ症候群」(※1)と呼び、最悪、妻がうつ病になることもあるそうです。
(※1)「カサンドラ症候群」とは?
カサンドラ症候群とは、夫との情緒的な交流やコミュニケーションが上手く成立しないことが原因で生じる症状。(中略) 一人で悩みを抱えこむうち、頭痛や動悸などの身体症状が現れ、精神にも深刻な影響を及ぼすようになります。
“心のお医者さんに聞いてみよう アスペルガータイプの夫と生きていく方法がわかる本”より引用 宮尾益知・滝口のぞみ監修 大和出版
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発達障害の彼氏と結婚した体験談

私(T:女)の夫も発達障害で、結婚前からASDであることを伝えられていました。
彼の代表的な特性には以下のようなものがありました。
・ 急な変化が苦手で対応できない
・ 数字や文字は認識できるけど、人の顔が覚えられない
・ 細かいことを気にしすぎて不安になる
付き合っている期間は「少し変わってるな」位だったのですが、結婚式から彼の特性が顕著に現れました。
披露宴では彼の自作ムービーを流す予定でしたが、機材トラブルで中止かもしれないことが式の前にわかりました。
すると彼はパニックになり、新郎衣装のままどこかへ行ってしまいました。
幸い彼は20分ほどで戻ってきて、私と親族で彼を落ち着かせましたが、本当にヒヤヒヤしました。
彼は自分の特性について理解していて、動き回ることで自分なりにパニックに対処していたようです。
結婚生活でも、彼の理解できない言動に悩まされることはありますが、その都度、二人で対処しています。
「彼氏が発達障害かも」と思ったら彼を観察する

彼氏が「発達障害かも」と思ったら、彼の行動や性格を改めてよく観察をして下さい。
彼は次のような発達障害にあてはまるような傾向があるでしょうか?
発達障害は「生まれつきの特性」であり、代表的なものに、ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)と、ADHD(注意欠如・多動性障害)があります。
ASDは「対人関係やコミュニケーションが難しい」・「こだわりが強い」・「不安を感じやすい」といった特性をもちます。
一方、ADHDには、「落ち着きがない」・「しゃべりすぎる」・「うっかりミスや忘れ物が多い」といった特性をもちます。
出展:厚生労働省HP 知ることからはじめようみんなのメンタルヘルス
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/
もしかすると彼はこのような発達障害の特性によって、あなたの気持ちが理解できず、あなたをイライラさせているのかもしれません。
彼があてはまるようなら、本やネットで症状を詳しく調べてみると良いでしょう。
ただし、発達障害は個人差が大きいので、素人判断や決めつけをするのはやめましょう。
正確な診断は専門家の仕事ですので、あくまでも彼と付き合うための参考として特性への対処法を考えてみてください。
まとめ
発達障害の彼と付き合うと、コミュニケーションが難しいため、悩み続けることになるかもしれません。
しかし、あなたと違う生き方・考え方の彼と付き合うことで得るものはきっと多いはずです。
もし、あなたが発達障害の彼氏との付き合いについて長い間苦しんでいるようなら、一人で悩まずに周囲に助けと協力を求めて下さい。
あなたの悩みと疑問が解決し、笑顔になれる幸せな恋愛ができますように。幸運を祈っています。
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